高血圧 2024.11.07 2024.12.13

高血圧には温泉よりも『海水温熱』！リラックスして整う4つの理由

「高血圧をなんとか改善したいけれど、薬や厳しい食事制限ばかりでは続かない…」と感じていませんか？

高血圧は放置するとさまざまな病気のリスクを高めるため、早めの対策が重要です。

リラックスしながら自然な形でケアしたいという方には、“海水温熱”がおすすめ。

温泉が良いと言われる理由ももちろんありますが、実はこの”海水温熱”が持続的な血圧ケアに役立つと注目されています。

この記事では、高血圧対策を考えている方に温泉と比べてなぜ海水温熱が向いているのか、その効果やおすすめの理由を詳しく解説します。

1. 高血圧とは

血圧とは、心臓が送り出した血液が血管の内側を押す力のことです。
高血圧は、この血圧が常に高い状態のことで、心臓や血管に負担がかかっているサインでもあります。血圧は「上（収縮期血圧）」と「下（拡張期血圧）」の2つの数値で表され、収縮期血圧が140㎜Hg以上、拡張期血圧が90㎜Hg以上の場合、高血圧と診断されます。

健康な血圧を維持できていれば問題はありませんが、高い状態が続くと、血管や心臓に大きな負担がかかり、さまざまな病気のリスクが上がってしまいます。

厚生労働省によると、20歳以上の日本人の約2人に1人が高血圧と言われています。それほど日本人にとって身近な病気なのです。（参照：https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-003.html）

1-1. 高血圧の原因

高血圧の原因は1つではなく、さまざまな要因が関わっています。主な原因をいくつか見てみましょう。

●生活習慣の乱れ

普段の生活習慣が、実は血圧に大きな影響を与えていることも‥。例えば、塩分の多い食事、運動不足、ストレス、喫煙、過度な飲酒などが高血圧の原因です。

・塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎると、血液中の塩分濃度が上がり、それを薄めようと体が水分を溜め込みます。そうすると、血液量が増え、血管にかかる圧力が高まり血圧が上がるのです。

・運動不足
運動不足は血管の老化を進行させるだけでなく、肥満や代謝の低下にもつながり、血圧を上げる要因になります。

・ストレス
ストレスを感じると、体は「緊張モード」に入り「交感神経」が優位になります。このとき血管が収縮し、血圧が上がります。一方でリラックス状態では「副交感神経」が働き、血圧が下がります。自律神経のバランスが血圧調整のカギですが、慢性的なストレスで交感神経が優位な状態が続くと、血圧が上がりやすくなります。

・喫煙
煙は血管の内壁を傷つけ、動脈硬化を進行させる原因になります。血管が傷つくと炎症が起きやすくなり、血圧も上がりやすくなります。

・過度な飲酒
アルコールの摂りすぎは血圧を急上昇させるだけでなく、長期的には血管に炎症を引き起こし、血圧を上げる要因が増えてしまいます。

●遺伝的要因

家族に高血圧の人がいると、体質的に血圧が上がりやすいこともあります。こうした遺伝的要因に加え、生活習慣の影響も重なると、発症リスクがさらに高くなると言われています。

●加齢

年を重ねると、血管も少しずつ老化していきます。血管が硬くなって弾力を失う「動脈硬化」が進むと、血管にかかる負担が増え、血圧が上がりやすくなります。加齢による血圧の上昇は自然な変化ですが、動脈硬化を予防するために健康管理が大切です。

1-2. 高血圧がもたらす病気

高血圧が怖いのは、症状があまり感じられないうちに、体にじわじわとダメージを与えること。以下のような健康リスクがあることが分かっています。

●糖尿病

高血圧が続くと、インスリン（血糖値を下げるホルモン）の効き目が悪くなりやすくなります。この状態を「インスリン抵抗性」と呼びます。そうすると、体は血糖値を下げるためにさらに多くのインスリンを分泌しようとするため、血液中のインスリン量が増えてしまいます。その結果、血糖値のコントロールが難しくなり、糖尿病を発症しやすくなります。
実際に、高血圧と糖尿病の両方を合併している人は多いです。

●心疾患や脳卒中

血圧が高い状態が続くと、血管が傷つきやすくなり、動脈硬化を引き起こしやすくなります。これが原因で心臓病や脳卒中といった重篤な病気につながることも。

●がん

高血圧が続き、長期的に血管や細胞にダメージを与えることで、がん発生のリスクが高まるという報告もあります。

このように、高血圧は放置していると健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があるため、早めの対策が大切です。

2. 高血圧の治療に温泉が良いと言われる理由

温泉が高血圧の改善に良いと言われるのは、血行促進やリラックス効果が得られるからです。温泉に浸かると体が温まり、血流がスムーズになって血圧が一時的に下がりやすくなります。また、温泉のリラックス効果でストレスが和らぎ、自律神経が整いやすくなります。

ただし、熱いお湯や長風呂は心臓に負担をかけてしまいます。そこで注目したいのが、「海水温熱」です。

3. 究極の湯治「海水温熱」とは

海水温熱とは、「海水で蒸した熱々のタオルを使って、全身を温めていくもの」です。発祥地である沖縄では約30年愛され続けており、悩みを抱えたお客様が全国から訪れています。

私たち人間に必要不可欠なミネラルと冷えを残さない職人の技で、つま先から頭まで順番に全身をくまなく温めるので、身体の芯まで温めることができます。

リラックスした空間で1時間かけてしっかり温めていくので、「究極の湯治」と言われています。

【海水温温熱が注目されている理由】

ミネラル豊富な海水の使用

海水は私たちに必要不可欠なミネラルが豊富。特に、海水に含まれるマグネシウムは皮膚から効率よく吸収することができ、筋肉を和らげ、神経を正常化し、ストレスを減少させる効果があります。海水温熱ではミネラルを効果的に取り入れることができるので、健康増進が期待できます。

均一で深い体内温熱効果

海水で蒸したタオルを使用して身体を温める方法は、身体の表面だけでなく深部まで均等に温めることができます。深い温熱効果によって血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれるとストレスや疲労の軽減につながります。

自然治癒力の強化

温めることで血流が良くなると、身体の隅々まで酸素や栄養が行き渡ります。そうすると、傷ついた細胞が修復されやすくなり、代謝が上がって、自分で治す力が強まります。その結果、痛みが減ったり、風邪をひきにくくなったり、体全体の健康が高まります。

アレルギーや敏感肌も安心

化学物質を使用しない自然由来の海水は、敏感肌やアレルギーを持つ方にも安心です。天然成分のみで行う施術は、副作用のリスクを最小限に抑えつつ、健康を促進します。

心身のリラックス効果

海水温熱は、リラックス効果も非常に高いです。湯気立ちのぼる熱々のタオルで体を温めていくので、副交感神経優位な状態へと導き、乱れた自律神経を整えます。全身の血流が良くなると、体がほぐれてリラックス状態が促進され、心のストレスや疲れも癒します。施術中にお休みになられる方もいますし、施術後は眠くなる方が多いです。

3-1. 究極の湯治「海水温熱」がぴったりな理由４選

●体の芯まで温める温熱効果でストレス解消＆自律神経を整える

温泉は、浸かっている間は温まりますが、お湯から出ると冷えやすく、体の表面しか温まっていないこともあります。一方、海水温熱では、海水で蒸した熱々のタオルで全身をくまなく温めるため、体の芯までしっかり温まります。この温熱効果によって心身がリラックスし、自律神経のバランスが整いやすくなります。ストレスが多い生活環境でも、海水温熱によるリラックス効果が副交感神経を優位にし、血圧を安定させるサポートになります。

●ミネラル効果で血管をサポートし、血流を改善

海水温熱で使用する海水には、マグネシウムなどのミネラルがたっぷり含まれています。これらのミネラルは血管の緊張をほぐし、硬くなりがちな血管をやわらげる効果が期待できます。その結果、血流がスムーズになり、無理なく血圧を安定させることが期待できます。血管の健康を保ちたい高血圧の方には、まさに理想的な自然療法と言えます。

●老廃物の排出を促進し、代謝を改善

高血圧の改善には、体の代謝を良くして塩分や老廃物の排出を促すことも重要です。海水温熱で体が温まると、体のめぐりが良くなり、老廃物をスムーズに排出できるようになります。代謝が上がり、自然に血圧が下がりやすい環境が整います。

●心臓への負担が少ないやさしい温熱

温泉では水圧がかかるため、心臓に少なからず負担がかかります。しかし、海水温熱は「熱々のタオルで蒸して温める」方法なので水圧がかからず、心臓に優しいのが特徴です。高血圧の人は心臓にも負担がかかりやすいため、海水温熱は心臓にやさしいリラックス法としてぴったりです。